「奥さんはショックだったでしょうね」と町会長。

「家内よりも、僕の方がショックでしたね。結婚する前から英作文を教えていたので、頭が悪いとは思っていたのですが、これほど悪いとは思っていませんでしたからね。」

「それで、奥さんとの囲碁の対戦は、どうなったのですか」と町会長。

「『性格のいいのが一番』と思って打ち切りました。」

「奥さんの性格は、そんなに良かったのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。劣等感というものが全くなかったようで、あっけらかんとした性格でした。」

「『神童』と言われて育ったのでは、劣等感というものは全くないでしょうね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「英作文を打ち切られ、囲碁を打ち切られても、あっけらかんとしていたのですね」と町会長。

「少なくとも、僕にはそう見えましたね。『こいつはアホポンだ』などということは、口にも出さないし、態度にも出さなかったので、ショックはないと思っていたのですが・・・」

「奥さんの態度が何か変わったのですか」と町会長。

「『高校では、成績が1番だった』とか、『公務員試験の1級を受けたら、1次試験には合格した』とかいう自慢話をするようになりました。」

「超能力で公務員試験の1級に合格してしまうのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。僕の知っている歯医者さんは、本が嫌いで、必要だと思っていても、読まないのですが、私立の大学の歯学部に入学して、立派に歯医者さんをやっています。」

「学校時代には、本を読んでいたのではありませんか」と町会長。

「それについては、確認したことがないのですが、ウェブでは動画しか見ないのです。文字が書いてあるサイトは、絶対、見ないのです。」

「必要な知識が書いてあるサイトでも読まないのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「しかし、歯学部を出ていても、本を全く読まないのでは、まともな治療ができないのではありませんか」と町会長。

「実は、その歯医者さんの治療の仕方は、普通の歯医者さんの治療法とは、全く違うそうです。」

「自分で治療してもらって、違いが分かったというのではなく、だれか他の人が違うと言ったのですか」と町会長。

2021/2/8

<筆者の一言>
米国は猛吹雪に襲われ、1月半ばから大寒波が続いている。しかし、日本人の多くは、単なる一過性の猛吹雪があっただけだと思っているようだ。ワシントンポストやU.S.Newsなどを見ても大寒波については書いていないし、猛吹雪の原因について解析しているような記事もない。

しかし、ロイターのような経済新聞は、北米が雪に覆われた状態になると経済に深刻な影響を与えることになるので、書かざるを得ない。それでは、日経はどうなのかググってみると、山崎俊彦東京大学大学院情報理工学系研究科教授が1月19日に『アメリカ大寒波、40人死亡 航空便の遅延・欠航相次ぐ』というタイトルの記事を体験に基づいて投稿している。

その記事だけではなく、日経は経済紙だけあって、事の重大さに気が付き、12月からアメリカの大寒波に関する記事を書き続けている。1月24日にも『米寒波の死者90人超える 航空便7万便に影響』という記事があり、Yahoo!ニュースに投稿されたのが、さらに、Googleニュースに再投稿されていた。この記事は、無料で全文読めたが、その日のうちにYahoo!ニュースからも、Googleニュースからも消されている。カナダのCBCニュースには『Climate』というページがあるのだが、そこにも、北米の寒波の原因を解析するような記事はない。

北米の大寒波を隠すことはできないが、一般大衆が北米の大寒波で騒ぎ出さないようにニュースがコントロールされているようだ。北米の大寒波を隠さなければならない原因の一つは推測ができる。米国のハイウエーのほとんどが州のものであって、合衆国のものではない。そのため、米国系ユダヤ人が氷期の到来を予測していても、経済の動脈であるハイウエーの寒冷化対策が進んでいないのだ。実際、南部ではハイウエーが凍結し死亡事故が起こっている。こういう状態が続けば米国の生産性が低下し、国際的な競争力が低下するのは避けられない。

<イノシシ後記30>
今回は、イノシシが夜行性だという弱点を突いて、対策をしようと思ったので、明るさが明記されているものがないかアマゾンで探してみた。すると、光量が2000ルーメンを超えるものがあった。

しかし、プログラミングが関係したリモコン付きのものは問題があると推定していたので、ソーラーライトは陽でも、説明書きの陰陽を慎重にチェックして陰のものは買わないようにした。<続く>

2024/1/26